すっかり春ですね。
キレイな桜をいたるところで目にすることができます。
ところでこの時期になると「桜」のグッズをたくさん見かけます。
お皿やタオルといった雑貨から、ケーキやチョコといった食べ物まで「桜」をモチーフにしたものが数多く販売されています。
しかし、そのモチーフの「桜」色。
実際の「桜」に比べて色が濃いと思いませんか?
写真を見るとわかるように、私たちが見かける桜の多くは「白」に近い色をしています。
どうして商品になると濃いピンクになってしまうのでしょう。
そしてその色の差に私たちが疑問を持たないのは何故でしょう。
不思議ですよね。
これには「記憶色」が大きく関係しています。
私たちは色を記憶するとき、無意識にその物の理想の色を記憶してしまうのです。
ですので実際目にした色ではなく、「より理想的な桜の色」を桜色として記憶するために差ができてしまうのです。
女性であれば、ファンデーション購入の際に体験される方が多いのではないでしょうか。
お店で肌の色を計測してもらうと、自分の思っていた色より一段濃い色に診断されたことってありませんか?
理想の色は多くの場合、実際よりも明るく鮮やかに記憶されます。
つまり、多くの女性が自分の肌を実際より色白として記憶しているのです。
これからは紫外線の多くなる時期。
自分の記憶通りの肌色にするためにも、日焼け対策はしっかりしましょう。