二月堂と五行

2009年03月06日

3月1日に奈良の二月堂に行きました。
多くの人が二月堂に歩いていたので聞いてみると、ちょうどこの日からお水取りが始まるとか!
見たいと思ったのですが、次の日には関西を発つことになっていたので泣く泣く大阪に戻りました。

二月堂に登ってみると色鮮やかな布が下がっていて、参拝する人はその布を大きく振っています。
数えてみると赤、黄色、緑、青、白の五色。
この五の数は古代の中国や日本で尊ばれてきた数で、五行説として伝わっています。
五行、五窮、五臓、五方などがありますが、その中でも今日は色と方位についてお話します。

五行説では、東は青龍(青・緑)、南は朱雀(赤)、西は白虎(白)、北は玄武(黒)、中央は黄龍(黄)となっています。
ですので中国では中心の黄色をインペリアルカラーとして使用し、黄帝(皇帝ではなく黄帝)の色と定めていました。
また、黄色は「黄老の学」とも言われるように、青が理性を現すのに対し、知性を現す色とされていました。
日本で五行と言えば、やはり京都が有名でしょうか。
御所を中心に、それぞれの方位を守護する四神を配置してありましたよね。
それこそ住んでいたころに朱雀高校なんてのを見たような・・・。
安倍清明の清明神社にワクワクしながら行ったのを覚えています。

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投稿者: kazuha 投稿時間: 20:38